現代の仕事において、パソコンを使ったデスクワークが基本になり、1日の大半を座って過ごすことが多くなりました。1日の中で6~8時間を身体に負担がかかる姿勢でいるだけで五十肩になるリスクが高くなります。どんな姿勢が肩に負担がかからないか考えていきます。

机と椅子の高さを見直す

見直して欲しいのは、机の高さと椅子の高さです。身体に合わないとそれだけで負担が大きくなります。まず、しっかりと両足が地面につく椅子の高さにしましょう。両足が浮いているような体勢は身体が不安定になり、腰や肩、首の負担が大きくなります。しっかり両足は地面につけましょう。

机の高さは、腕を曲げた時に肘の高さにくるくらいがちょうどいいです。高すぎると肩をすくめてしまいますし、低すぎると前のめりになってしまいます。ちょうど足首、膝、股関節、肘の角度が90度に近くなるようにするといい思います。

頭と腕の重みで肩が凝る

PCを使ったり、なにか書いたりする時は、できるだけ身体の近くで作業をしましょう。身体から離れたところで作業をすると腕を伸ばした体勢になり、腕の重みで肩に負担がかかります。

もう一つ、気をつけたいのが頭の位置です。頭だけで5㎏はあると言われています。長い時間、下を向いていると5kgもある頭をずっと支えていないといけません。この時に最も力が入っているのが首の筋肉です。頭は出来るだけ背骨の真上に来るように背筋を伸ばして座ってみてください。

猫背の人は健康グッズをうまく使う

座っていると、どうしても猫背になってしまいます。しかし、猫背を治すには時間と意識が必要です。姿勢改善をしようとしてもほとんどの方が挫折してしまうのが現状です。

簡単に姿勢をよくするには、骨盤椅子を使うのが一番手っ取り早い方法になります。仕事など何かに集中したい時に「良い姿勢にしなきゃ」と気を取られることほど効率が悪いことはないです。良い姿勢を長い時間、無意識に保ってくれる健康グッズは、素直に頼る方がいいです。