五十肩になる人では、いろいろな原因でなる人がいます。そのうちの一つに”乳がん”があります。本人は関係ないと思っていても、大きく影響を与えていることがありますので、今回は乳がんと五十肩の関係を書いていきます。

乳がんと五十肩の関係

五十肩と乳がんは関係あるの?と疑問に思われる人も少なくありません。五十肩の原因の一つには、肩・腕まわりの拘縮(筋肉などの組織がかたまること)があります。乳がん、そのものが原因よりも、乳がんを摘出する手術をした後に、拘縮が起こり五十肩へと進んでいくことがあります。

乳がんの手術後

手術後では、腕や肩が上がりにくくなります。そのため、専門の先生の指導のもと、1年ほどはリハビリをしていきます。動かしにくい肩や腕をそのまま放置していると、筋肉や関節はどんどん固くこわばってしまい、ますます動きにくくなります。年齢も上がってくると肩の動きは悪くなっていくので、リハビリはある程度やっていくのが理想です。

手術ではリンパやリンパ節の切除、それに伴い周辺の神経を傷つけてしまい直後から肩が上がらないケースもあります。

手術をした後は上がるようになるのか

結論から言うと、ちゃんと肩や腕は上がるようになります。回復していく期間は人によって変わってきます。まったくリハビリをしないで何年も過ごしている人と、手術後にすぐリハビリを始めていた人で変わっていきます。

肩や腕を上げられるようにするには、的確に弱ってトラブルを起こしているところを狙って治療をしていくことです。